コラム

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2016.05.31

プロペシアとミノキシジル

薄毛治療(AGA治療)には様々なお薬、プロペシア(フィナステリド)とミノキシジルがあります。どちらも薄毛治療にあたっての基本のお薬になりますが、お薬の働き方はそれぞれに異なっています。今回はプロペシアとミノキシジルについてお話ししていきます。

プロペシア

プロペシアはアメリカのメルク社によって開発された薄毛治療(AGA治療)薬です。プロペシアの主成分である「フィナステリド」はもともとは前立腺肥大症に適応のある抗アントロゲン剤(抗男性ホルモン剤)として開発され、まず始めはそちらの効果で利用されました。アメリカでは「プロスカー(フィナステリド5mg)」という名前で、1992年に販売が開始され前立腺肥大症の薬として利用されています。

その後フィナステリド1mgでの研究がすすめられ、男性型の脱毛症(AGA)に効果があることが認められたため、プロペシア(フィナステリド1mg)が開発されました。1997年にFDA(アメリカ食品医薬品局)という日本の厚労省にあたる機関で承認を受け、日本においては2005年10月に厚労省の認可を受け、万有製薬(現MSD社)というメーカーから販売が始まりました。発売が始まった当初は、「薄毛は治療できる」という触れ込みでお笑い芸人の「爆笑問題」が起用されたCMが話題になりました。日本では「リアップ」に次ぐAGA治療薬として登場としたことになります。

プロペシアとAGA

AGAはAndroGenetic Alopecia の略称で、「男性型脱毛症」と訳されます。一般的な男性の薄毛・脱毛のことです。しかし「男性の脱毛」とくくってみると原因はさまざまなことが指摘をされています。「脂漏性皮膚炎」というマラセチアという菌が増えすぎてしまうことで、脂分が増えその結果炎症や脱毛を起こしてしまう症状や、ストレスが溜まってしまうことで部分的に円形の脱毛が引き起こされてしまう、「円形脱毛症」などはみなさんも聞いたことがあると思います。

「AGA」の脱毛は遺伝や悪玉の男性ホルモンによって、髪の毛が生えて抜けるまでのサイクルが極端に短くなってしまうことが原因とされています。特長的なのは、額の生え際・頭頂部が特に薄くなっていくという部分的な脱毛が多いことが上げられます。

ジヒドロテストステロン

フィナステリドは、AGAの原因となっている、脱毛を促す「ジヒドロテストステロン」という悪玉の男性ホルモンを阻害する効果があることから、AGA治療薬としての効果が認められています。もともとは「テストステロン」という男性的な身体づくりには欠かすことのできない男性ホルモンが、5α還元酵素という酵素によって変換されてしまうことで、ジヒドロテストステロンというAGAの原因物質となってしまうのです。
ジヒドロテストステロンには、髪の毛が生えて抜けるまでのサイクル、「ヘアサイクル」を短くしてしまうことがわかっています。一つの毛根から生える毛髪は、大体4~6年の期間で抜けては生えるというサイクルを繰り返します。その過程は3つに分けることができ、それぞれ1.成長期、2.退行期、3.休止期と言われています。この中でも一番期間が長いのが、1番の成長期で通常2年~6年間は成長を続けると言われています。
ジヒドロテストステロンが作用することで、1~3の中でも1番の成長期を短くしてしまうことが分かっており、長い人でも1年、短い方で数カ月で成長期が負わてしまい、毛球とよばれる髪の毛の根が小さくなってしまう2.退行期を迎え、脱毛を待つ3.休止期へと移っていってしまいます。
細く短い髪の毛が、早いスパンで抜けてしまいますので、そのような抜毛が目立つようになってきた場合は、AGAの可能性があります。自分がAGAなのかどうか気になっている方は、抜毛がどのような状態かチェックしてみることをおすすめします。

フィナステリドの効果

フィナステリドは「5α還元酵素」という酵素の働きを妨げる効果があります。テストステロンという男性ホルモンがこの5α還元酵素によって、悪玉男性ホルモンである「ジヒドロテストステロン」に変換されてしまう作用がわかっており、この5α還元酵素の働きを抑えることがAGA治療には欠かすことが出来ません。
5α還元酵素にはⅠ型とⅡ型の2種類があり、フィナステリドには主にAGAの原因といわれているⅡ型5α還元酵素を阻害する効果があります。

臨床成績

24歳から50歳の男性型脱毛症患者414例を対象とした48週間のプラセボ対照二重盲検比較試験において、頭頂部毛髪の変化を写真により7段階で評価した結果、本剤投与群(0.2mg/日及び1mg/日)はプラセボ群と比較して統計的に優位な改善を示したが、実薬群間では統計的な優位差は認められなかった。投与前と比べ48週で改善と判定されたのは、0.2mg投与群で54.2%(71/131例)、1mg投与群で58.3%(77/132例)、プラセボ群で5.9%(8/135例)であった。副作用発現率は0.2mg投与群で1.5%(2/137例)、1mg投与群で6.5%(9/139例)、プラセボ群で2.2%(3/138例)であった。性機能に関する副作用は0.2mg投与群で1.5%(2/137例)、1mg投与群で2.9%(4/139例)、プラセボ群で2.2%(3/138例)に認められた。
(以上プロペシア添付文書より抜粋)

以上の結果を要約すると、「48週(約一年間)のプロペシア1mg(フィナステリド1mg)の服用で、58.3%の方に、薄毛が改善した効果がみられた。」ということになります。1年間で58.3%の改善ですので、このデータだけではあまりインパクトはありませんが、この添付文書外でMSDより発表されている「2年間の服用・3年間の服用」の結果によると、2年後で68%、3年後で78%の方に改善の結果が見られたとしています。これは十分服用に値する効果を示しているといえます。

また、プロペシア(成分名:フィナステリド)は「男性ホルモンを阻害する」という言い回しだけが先行してしまったため、「プロペシアを飲むとEDになる」という噂が根強くあります。しかし、性機能に関する副作用を調べた際に、実際に服用した方と偽薬(プラセボ)を飲んだ方で性機能に関する副作用の発現率にほとんど差がないことも、この結果からわかります。EDの原因はメンタルによるところも大きい要素があるということが分かっており、思い込みによるEDをプロペシアが誘発してしまうことがある、と見ることができます。

リアップの主成分はミノキシジル

プロペシア発売のお話で、「リアップの次に出たAGA治療薬」とお伝えしましたが、そのリアップの主成分が「ミノキシジル」という成分になります。
このミノキシジルも、もともとはアメリカのアップジョン社(現在のファイザー社)によって開発された成分で、もともとは血圧をさげる薬として利用されていました。その副作用として発毛の効果が見られたことから、その後外用薬としてのミノキシジルの開発が進み、脱毛症に効果のある薬として「ロゲイン(ミノキシジル2%)」が開発されました。ロゲインが泡状のフォームタイプであるのに対して、その後日本で発売された「リアップ」は液状のリキッドタイプになっています。

ミノキシジルの効果

ミノキシジルには血管拡張作用があることが分かっています。この効果から当初は血圧を下げる薬として利用されていました。その後この血管拡張作用が、特に頭皮への血流において発毛を促していることが分かったため、脱毛症への適応がある成分とされました。血圧を下げる薬は、ミノキシジル以外にもたくさんあり、それらでは発毛を促す効果は確認されていません。そのため単に血管拡張作用が発毛を促しているのではなく、ミノキシジル特有の作用が、毛根や髪の成長に働いていることがわかります。まだミノキシジルの発毛を促すメカニズムについてはわかっていないことが多いのですが、強力な発毛効果はこのミノキシジル以外に手がないのが現実です。

臨床成績

大正製薬の「リアップX5」の臨床試験で、医師からの客観的な診断による発毛の効果と、実際に使用した方の実感についての報告がされています。そちらによると、52週間(約1年間)のリアップX5(ミノキシジル5%)の使用で、「中等度改善」・「著明改善」という結果が70%の人に見られたとしています。その一つ下の評価である「軽度改善」も含めれば、改善した方は94%にまで上ります。また、使用した実感としては「非常に良くなった」が12%、「よくなった」が42%、「少し良くなった」が34%と、主観的な判断でも効果を実感できた方が88%という数字になっています。
客観的な改善と主観的な改善に、80%以上の高い値でほとんど差がないことから、効果が高くかつ実感しやすい薬であるといえます。また大正製薬は、頭皮1cm²あたりの毛髪量の変化についての調査も行っています。

期間 4週間後 8週間後 12週間後 16週間後 20週間後 24週間後 終了後
本数 0.8本 15.3本 23.9本 26.4本 26.7本 25.6本 25.7本

(以上大正製薬HPより抜粋)
以上の結果から、8週間目~12週間目で、著明な改善が認められます。以上のデータから本数ベースでしっかり発毛を確認することができ、ミノキシジルの発毛効果を認めることができます。
フィナステリドとミノキシジルまたリアップなどの外用のミノキシジルに比べ、錠剤型の内服薬のミノキシジル(ミノキシジルタブレット、ミノタブ)はより高い効果があります。もともとは血圧を下げる薬として服用されていましたので、服用に当たっては極端な低血圧などの副作用に注意が必要です。しかし、外用剤ではなかなか効果がでないなどの、薄毛治療がの効果が停滞しているなと感じている方などは、一度服用を検討してみるのも良いかと思います。

プロペシアとミノキシジルタブレット

このプロペシア(成分名:フィナステリド)とミノキシジルは、日本皮膚科学会の「男性型脱毛症診療ガイドライン」でも取り上げられており、推奨の度合いを示す一番高いランクの「A」が付けられています。ランクAが付けられているものはフィナステリドとミノキシジルのみです。
フィナステリドの脱毛の原因となっている働きを抑える効果から「守りの治療」、ミノキシジルの発毛を促す作用から「攻めの治療」、と呼ばれており、併用することで高い薄毛治療(AGA治療)効果が見込めるのです。
ただこの二つの薬に限らず、AGA治療薬の効果の出方は髪の毛の成長にに合わせてゆっくりと出てくるものですので、主観的にも・客観的にも効果を認められるまでに時間がかかってしまうということがあります。お薬の服用・使用は基本的に毎日行うものになりますし、効果が有意に認められるのは通常6ヵ月~1年後とされています。その日その日の髪の状態の変化に左右されずに、腰を据えた心持が必要です。
ミノキシジル・フィナステリド以外には、「アロビックス(塩化カルプロニウム)」、「ケトコナゾール」もこのガイドラインにあげられています。いずれも「C1」の評価と、フィナステリド・ミノキシジルと比較すると落ちますが、併用することでより高い薄毛の治療効果が期待できます。
また2015年9月にデュタステリドを成分とするAGA治療薬「ザガーロ」が承認されました。プロペシア(フィナステリド)同様5α還元酵素阻害薬に分類され、作用機序もプロペシアと同様ですがプロペシアの約1.7倍の発毛効果が臨床試験で報告されています。もともとは前立腺肥大症薬アボルブとして国内でも承認されていましたが、薄毛治療(AGA治療)にも高い効果を認め厚生労働省に認可されました。プロペシアからザガーロ0.5mgカプセルへの切り替えで約80%弱の方によりより高い発毛効果が認められています。ザガーロとプロペシアの併用の相乗効果はあまり期待できません。ユナイテッドクリニックは日本で最初にザガーロを紹介したクリニックとして知られています。またアボルブ等デュタステリド製剤を用いた薄毛治療(AGA治療)実績が豊富なクリニックです。

フィナステリドとミノキシジルの副作用

フィナステリド・ミノキシジルに共通する副作用として「初期脱毛」が知られています。服用を開始すると1~2ヵ月で、多い人では排水溝に髪が少し溜まってしまうくらいの脱毛が起こることがあります。初めて体験される方は、抜毛を抑えるはずだったのに逆に抜毛が増えてしまった、と勘違いしてしまい服用を中止してしまう方もいらっしゃいます。服用した全員に起こる副作用ではありませんが、これは薬がしっかり効果を発揮している証拠でもありますので、自分の判断で服用をやめるのではなく、どうしても気になる場合は医師にご相談ください。
この副作用は、プロペシア・フィナステリドの両方にあるヘアサイクルを改善する効果のために起こってしまいます。ヘアサイクルの中でも、もともと抜けるのを待っているだけの「休止期」に入った髪の毛が、2剤の成長期への移行を促す効果のために、新しい太く抜けにくい髪に生え変わっていくという過程の中で起こってしまう脱毛なのです。一時的に薄くなったなと感じていても、その後しっかり発毛してくる可能性が高いのです。

薄毛治療(AGA)ならユナイテッドクリニックへ(池袋・上野・新橋・横浜・大宮)

ユナイテッドクリニック東京の各院では薄毛治療・AGA治療のご相談・処方をいたしております。薄毛治療薬・AGA治療薬のプロペシア処方、プロペシアジェネリック(フィナステリド「ファイザー」「クラシエ」「サワイ」)処方、ザガーロ処方、アボルブ処方(デュタステリド)、ミノキシジル処方(ミノキシジルタブレット処方、ロゲイン、ミノキシジルローション処方)や2%ケトコナゾールシャンプー、アロビックス処方をいたしております。また強力な発毛・育毛効果のカクテル療法「AGAメディカルドクターズセレクト」の取り扱いもしており、様々な薄毛治療(AGA治療)を行う事が可能です。
ユナイテッドクリニック東京(池袋・上野・新橋・大宮・横浜)は東京・埼玉・神奈川で最安値を目指しております。思い悩む前にお気軽にご来院ください。ご相談のみでも構いません。薄毛治療(AGA治療)はユナイテッドクリニック東京にご相談ください。

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横浜ユナイテッドクリニックは下記の駅から徒歩3分で受診でき、非常にアクセス良好です。JR横浜駅「きた西口」の右前の小橋を渡り、直進し、「鶴屋町2丁目交差点を左折」(右手にすき屋鶴屋町店、左手にラーメン町田商店横浜店)してください。数軒先にある第7浅川ビルの4階が横浜ユナイテッドクリニックになります。
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