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横浜がテーマになっている曲と聞いて何を思い浮かべますか？いしだあゆみさんのブルー・ライト・ヨコハマ？ ゆずの桜木町？ 五木ひろしさんのよこはま・たそがれ？ 挙げていくとキリがないですが今回ご紹介するのはポルノグラフィティの「横浜リリー」という隠れた名曲です。
この曲は2006年リリースの「m-CABI」というアルバムの中の1曲です。リリーはとある女性の名前です。歌詞にも横浜の地名でもある本牧や汽車道など知っている人がピンとくるようなワードもあります。歌詞の内容は愛した男との別れを歌っていますがこのリリーには実在のモデルがいるとされています。その名はメリーさん。純白のドレスを身にまとい、歌舞伎のような白塗りをしていた娼婦です。
戦後に料亭で働いていた際に、米軍将校の愛人となりましたが朝鮮戦争のタイミングで現地に赴き、その後はメリーさんの前に姿を見せることはなかったと言います。横浜リリーの歌詞はこの辺りの話を歌にしたものではないかと言われています。
その後メリーさんは、横須賀や横浜の伊勢佐木町で娼婦をしていたといいます。
彼女の奇抜さに注目が集まったのは1980年代の事。90年代には姿を消し故郷の中国地方に帰ったとされています。そして、余生は老人ホームで静かに暮らしていたとの事です。
このような背景を知った上で楽曲を聴くと色々な気持ちがこみあげてくるに違いありません。横浜の異国情緒を感じさせる名曲です。興味があったら是非聴いてみてはいかがですか？
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