ED・早漏治療／薄毛・AGA治療の悩みなら
横浜ユナイトクリニック（ユナイテッドグループクリニック横浜院）

アボルブとは主成分デュタステリドで前立腺肥大症が適応の内服薬ですが、AGA治療薬としての側面をもつお薬です。厚生労働省により2009年9月に認可されグラクソ・スミスクライン(GSK)社より製造・販売が開始されています。アボルブは海外の論文や研究などにより主成分であるデュタステリドがAGAの治療薬として強力な効果があることが判明しています。現に美容大国の韓国では薄毛を気にするお国柄もあり、デュタステリド製剤アボダートが認可されていて人気があります。

デュタステリド製剤は抜け毛の原因であるDHT（ジヒドロテストステロン）の生成に必要な酵素5αーリダクターゼを阻害することでAGAの進行を遅延させる作用があります。同じように作用するフィナステリドはプロペシアの商品名で厚生労働省にAGA薬として認可されていて、今ではAGA薬のスタンダードになっています。デュタステリドは2015年9月、日本でも厚生労働省の承認を得て「ザガーロ」として販売予定です。ザガーロとアボルブはメーカー、成分、用量も全く同じです。比較しても違いは薬剤名、パッケージ、適応、価格で効果や副作用などは同等です。今回はアボルブの効果についてはもちろん、プロペシアの主成分フィナステリド製剤とザガーロ・アボルブの主成分デュタステリド製剤の違いに加え、アボルブの副作用や、長期服用した場合などアボルブの処方についてお話しましょう。

アボルブとは

アボルブの主成分デュタステリドはプロペシアの1.6～1.7倍の効果を持ち、プロペシアから切り替えた約77％が発毛を実感しているお薬です。なぜそのような効果の違いが出てくるのでしょうか？まずはアボルブの概要です。

商品名	アボルブカプセル　0.5mg
薬剤名	5α還元酵素阻害薬　前立腺肥大症薬
適応	前立腺肥大
添加物	ジブチルヒドロキシトルエン、中鎖モノ・ジグリセリド、ゼラチン、 グリセリン、濃グリセリン、酸化チタン、黄色三二酸化鉄
性状	淡黄色不透明の長楕円形軟カプセル剤
外形	全長19.3mm 　厚さ6.6mm
用量・用法	通常成人には1日1回0.5mgを1錠内服

アボルブは前立腺肥大のお薬ですが、プロペシアも元々は前立腺肥大のお薬プロスカーから開発されています。前立腺肥大症薬とAGA薬は適応症が違うだけで5α還元酵素阻害薬であることは同じです。酵素には型があり、その違いによって効果が違ってきますので詳しくご説明いたします。

アボルブの作用機序

一般的な男性の薄毛である男性型脱毛症(AGA)は思春期以降の男性の頭髪が頭頂部、生え際の前頭部又はその両方から薄くなる症状をいいます。ストレス性の脱毛や円形脱毛症とは異なり、区別されています。主な原因としては遺伝、男性ホルモンの影響、食生活、頭皮環境、喫煙、生活習慣病など多岐にわたりますが、AGAの方の脱毛部分からは男性ホルモンDHT（ジヒドロテストステロン）が高濃度に見られることが知られています。このDHTは髪を成長させるヘアサイクルを乱し、通常2～5年掛けて髪が成長するサイクルを3ヶ月～1年ほどに短くさせ、まだ育ちきらない幼弱な、軟らかく、短い毛を脱毛させます。また、DHTは「これ以上髪の毛を作成するな」という信号を出すため、AGAは発症すると進行性でどんどん脱毛してしまいます。

DHT（ジヒドロテストステロン）は男性ホルモンのテストステロンと酵素5αリダクターゼが反応してはじめて生成されます。男性ホルモンのテストステロンは男性にとって重要なホルモンで思春期には生殖器などの成長に寄与し、思春期以降は決断力や男性らしさに関わるホルモンで、テストステロン単体では脱毛を促すことはありません。しかし髪の毛の毛根や毛乳頭などに存在する酵素5αリダクターゼと反応してしまうとDHT（ジヒドロテストステロン）へと変貌し、髪に悪さをして脱毛させる男性ホルモンに変身します。5αリダクターゼにはⅠ型とⅡ型があり、Ⅰ型は全身に分布し、Ⅱ型は頭頂部、前頭部に多く含まれます。5αリダクターゼのⅡ型を抑制するのがプロペシアの主成分フィナステリド製剤、5αリダクターゼのⅠ型とⅡ型両方を抑制するのが今回お話しているアボルブの主成分デュタステリドです。アボルブやプロペシアは5α還元酵素阻害薬酵素と呼ばれ5αリダクターゼの型をそれぞれ抑制することによりDHTの生成を抑えAGAの進行を遅延させます。

アボルブは薄毛ホルモンであるDHT（ジヒドロテストステロン）を生成してしまう酵素、5αリダクターゼのⅠ型とⅡ型両方を抑制するため、お薬の効果としてはⅡ型だけを抑制するフィナステリドよりもデュタステリドの方が高いことが知られています。実際に血中のDHT濃度はフィナステリドで60％弱低下し、ザガーロ・アボルブ等デュタステリドで90%強低下します。このことからザガーロ・アボルブがよりDHT産生を抑制し薄毛（AGA）の進行を抑制することがご理解いただけると思います。

デュタステリド製剤とフィナステリド製剤の成り立ち

フィナステリド製剤は最初、前立腺肥大症の治療薬として開発されていましたが被験者の副作用として多毛が認められたためにAGA治療薬（男性型脱毛症治療薬）として研究・開発をやりなおし、1997年世界初のAGA治療薬プロペシア（フィナステリド）がFDAに認められ販売が開始されました。
プロペシアは爆発的人気を博しAGA薬の第一選択薬として認知されております。しかしアボルブも同じ5α還元酵素阻害薬にもかかわらず、FDA（アメリカ食品医薬品局）が適応を前立腺肥大症としか認可しなかったため、医学的見地から見た場合、AGA治療薬としては認識が薄かったという経緯があったようです。

成分	開発会社	前立腺肥大症	AGA治療薬
フィナステリド	メルク社	プロスカー フィナステリド5mg含有 1992年～	プロペシア フィナステリド1ｍｇ含有 1997年～
デュタステリド	GSK（グラクソ・スミス・クライン）	アボルブ デュタステリド0.5mg含有 2001年～	ザガーロ・アボダート デュタステリド0.5mg含有 2015年～

日本と同様に医薬品の認可を受けるには莫大な研究資料と治験などの結果報告が必要となり、とてつもない費用と時間を要します。このためAGA治療薬としてプロペシア（フィナステリド製剤）は圧倒的知名度と発毛効果を挙げており、アボルブ（デュタステリド）はAGA治療薬としてのFDA認可申請を辞退したというのが真相のようです。とはいえ、AGA治療薬という視点で見た場合アボルブのほうが優れていますので、そういった要望からか2015年ザガーロという名前でAGA治療薬が適応のデュタステリド製剤が厚生労働省から認可されています。ザガーロもアボルブも同じGSK（グラクソ・スミス・クライン）株式会社が製造しており、商品名と適応症が違うだけで、主成分のデュタステリド0.5ｍｇが含有される5α還元酵素阻害薬です。

アボルブの効果

プロペシアよりも効果があると謳われているアボルブ（主成分デュタステリド）ですが、実際の効果はどうでしょうか？
ここにフィナステリドとザガーロ（主成分デュタステリド）を比較したデータがあります。

服用24週（6ヶ月）で倍近い毛髪量増加の作用差がみられます。興味深いのがフィナステリド1mgは通常の用量ですが、ザガーロの通常量0.5mgよりも低用量の0.1ｍｇでも通常量のフィナステリドの効果よりも高いという事実です。Ⅱ型の5αリダクターゼは頭頂部と前頭部の生え際にありますが、Ⅰ型の5αリダクターゼは頭髪全体に存在するためベースラインからの変化量が2倍近く変化したことが立証されていると考えられます。
これまで日本の臨床においてデュタステリド製剤はAGA薬として取り扱いされていなかったため長期使用について立証するデータがありませんでしたが、ザガーロ（デュタステリド製剤）の治験により以下のことが分かりました。0.5mgのザガーロ（デュタステリド製剤）52週連続長期使用試験において、24週目と同程度の作用が確認されており、発毛効果（脱毛還元酵素抑制酵素）が52週目においても維持されていることが証明されています。このことより、デュタステリド製剤の長期服用で耐性ができる可能性は低いと考えられます。
そもそも耐性とは菌やウイルスなどに使われる用語ですのでヘアサイクルを改善させるデュタステリド製剤に関して薬の耐性は考えにくいと思われます。

アボルブの副作用について

アボルブの副作用について、基本的に内服薬は全身に作用しますので一定の副作用は起こることがあります。ではどのような副作用が考えられるでしょうか？ザガーロの添付文書によると
調査症例557例中95例（17.1％）で、勃起不全24例（4.3％）、リビドー減退（性欲減退）22例（3.9％）、精液減少（1.3％）となっております。プロペシアと同じような副作用で、少しアボルブの方が高い数値が出ているようです。しかしながら、偽薬を服用した群でも性欲減退や勃起不全などの副作用は起きており、差異は認められていません。理論上EDとの相関関係はなく、精神的な影響も大きく影響しているものと考えらます。
また、1.5％の方に女性化乳房がみられました。程度しては軽度で乳頭、乳房に違和感を感じるというものですが、違和感を感じた場合は医師にご相談ください。
そのほかにも全身倦怠感や食欲不振などがありますが慣れると改善されることがほとんどです。症状が続くようでしたら一旦服用を中止し医師にご相談ください。

アボルブと初期脱毛

アボルブを服用すると初期脱毛といって古くなった毛が新しく生えてきた毛によって脱毛する副作用があります。これはヘアサイクルに関係しています。ヘアサイクルは成長期、退行期、休止期からなり、このうち成長期が最も長く2～5年です。アボルブの主成分デュタステリドは脱毛ホルモンDHTによって短くなってしまった成長期を正常化します。休止期では普段3ヶ月ほどかけて古い毛をゆっくり脱毛させますが、成長期で新しい髪が生えてくることでいつもは3ヶ月かけて脱毛させるつもりだった毛が一気に脱毛するため起こるといわれています。
初期脱毛は全ての人におこるわけではないのですが、もし初期脱毛があってもお薬がよく効いている証拠ですので過度に気にせずそのまま飲み続けてください。臨床経験上、初期脱毛が起こった方のほうが効果が高いです。

薄毛治療（AGA）ならユナイトクリニックへ（系列院ユナイテッドクリニック新宿・新橋・上野・大宮・福岡博多・名古屋・京都・東京駅前・札幌・仙台・金沢・池袋・横浜）

ユナイトクリニックの各院では薄毛治療・AGA治療のご相談・処方をいたしております。薄毛治療・AGA治療薬のプロペシア、プロペシアジェネリック（フィナステリド「トーワ」「RTO」）、ザガーロ・ザガーロジェネリック（デュタステリド）、ミノキシジル処方（ミノキシジルタブレット処方、ロゲイン処方、ミノキシジルローション処方）をいたしております。また強力な発毛・育毛効果のカクテル療法「AGA ドクターズカクテル」の処方もしており、様々な薄毛治療（AGA治療）を行う事が可能です。

横浜ユナイトクリニック（ユナイテッドグループクリニック横浜院）は最安値を目指しております。思い悩む前にお気軽にご来院ください。薄毛治療（AGA治療）は池袋ユナイトクリニック（ユナイテッドグループクリニック横浜院）にご相談ください。

アクセス

横浜ユナイトクリニック（ユナイテッドグループクリニック横浜院）は、神奈川県横浜市神奈川区鶴屋町2丁目19野地ビル4階が当院です。

以下の近辺にお住まいの方は是非横浜ユナイトクリニック（ユナイテッドクリニックグループ横浜院）をご利用下さい。横須賀市、平塚市、 鎌倉市、 藤沢市、小田原市、茅ヶ崎市、 逗子市、三浦市、秦野市、厚木市、大和市、伊勢原市、海老名市、座間市、南足柄市、綾瀬市、三浦郡葉山町、高座郡寒川町、中郡大磯町、中郡二宮町、足柄上郡中井町、足柄上郡大井町、足柄上郡松田町、足柄上郡山北町、足柄上郡開成町、 足柄下郡箱根町、足柄下郡真鶴町、足柄下郡湯河原町、愛甲郡愛川町、愛甲郡清川村の方は横浜院をご利用ください。

処方価格はお薬代のみ・プライバシーに配慮

ユナイトクリニック・ユナイテッドクリニックは初診料・再診料は無料で処方価格・購入費用は薬剤費のみです。格安・激安・最安値で処方できるように努力いたします。またすべての院が駅近の立地でかつ、人目につかずご来院いただけるようプライバシーに最大限の配慮をしています。

新橋院・上野院・大宮院・福岡博多院・名古屋院・京都四条烏丸院・新宿南口院・東京駅前院・札幌院・仙台院・金沢院・池袋院・横浜院へお越しください。

ユナイトクリニック・ユナイテッドクリニック各院ともターミナル駅近でアクセス良好です。

また新橋院には飛行機で東京へお越しの方、上野院・大宮院・東京駅前院には新幹線でお越しの方が大勢いらっしゃいます。ユナイトクリニック・ユナイテッドクリニックには池袋・新宿・渋谷・目黒・五反田・上野・御徒町・神田・秋葉原・東京・有楽町・八重洲・銀座・品川など東京はもちろん、埼玉（さいたま・大宮・川口・浦和）、千葉（船橋・柏・松戸）、神奈川（横浜・関内・川崎）などから多く来院されます。